【編集部コラム】母の日に、僕が見つけた2つの愛。

今日は母の日なので、自分の母と犬の話を少しだけ。

 

うちの実家には、2匹の犬がいました。

「いました」ということは、そう、今はもう生きてはいません。

僕たちこども(僕は三人兄弟です)がそれぞれ家を出て、

その後父が病気で亡くなり、実家には母と犬たちだけになりました。

人が少しずついなくなり、無駄に空間が余ってしまった家で過ごすのは、

とても寂しかっただろうと思います。

 

ただ、犬たちがいるおかげで、どこか安心感がありました。

母は、犬たちを通して、僕たちこどもとの思い出、

夫との思い出をずいぶんと身近に感じられたはずです。

 

でも、動物の寿命は永遠ではありません。

いくら愛を注いでも、いつかはお別れが来てしまいます。

 

最初に我が家に来たミニチュアダックスフンドのモカは、

ペットショップで母が一目惚れをしたのがきっかけでした。

人懐こい犬だったけど特に父にベッタリで、

家族の中で悪者になりがちだった父をいつも癒してくれました。

家族の潤滑油のような、やさしいやさしい存在でした。

 

次にやってきたフジはちょっと大きめのチワワで、

パピヨンかと思うほど耳が大きくて。

犬には臆病で、だけど人が大好きで、特に母にべったりでした。

母が行くすべての場所に「置いてかれまい」と付いていき、

死ぬときまでずっとずっと母の傍に寄り添ってくれました。

 

この2匹がいなければ、

たぶんうちの家族は離れ離れになっていただろうな、とよく母とも話します。

 

犬たちは、ひょんなきっかけで家族に選ばれて、

ただそれだけの縁で一生の愛情を人間に注いでくれます。

ごはんをくれるだけ?お散歩をしてくれるから?

犬といると、どうもそれだけじゃない気がしてなりません。

やっぱりそれは「無償の愛」?

 

そんな犬たちがいなくなり、母はいまどんな気持ちだろう。

家に帰って誰もいないってやっぱりさみしいだろうな。

大変だっただろうけど、日課だった毎日のお散歩がなくなると、

どこか調子が出ないだろうな。

 

この世界に「無償の愛」と呼べるものは、きっとそんなに多くありません。

僕がこれまで生きてきて、見つけたのは2つだけ。

親からこどもへの愛と、犬から飼い主への愛、です。

母の日の夜に、そんなことを考えています。

 

最近はなかなか母に会うことができていないけど、

今度会うときは2匹の犬たちの思い出話を、

いっぱいいっぱいしようと思います。

 

Wonder Pad

編集長?店長?

兒玉啓

2020年4月24日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

再入荷お知らせ設定 商品が入荷次第、メールにてお知らせします。
メールアドレス 数量 こちらの登録は在庫の確保をお約束するものではありませんのでご了承ください。